確信のない約束。【下】
はぁー・・・憂鬱。
夕食を食べ終え、部屋に戻ろうとしたとき。
「凛!」
振り返ると、そこには真司。
こっちに向かって走ってくる。
「どうしたの?こんなに急いで」
ほんとはすごく嬉しい。
今すぐ抱きしめたい。
「ちょ、こっち来て」
「えぇ!?ちょっ・・・」
強引に腕を引かれ、人影のない部屋の隅に連れてこられた。
遠くから「真司くん強引ー♪」なんて言う、唯の声が聞こえる。
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