砂時計
君はかわいい顔から想像もつかない顔をしてたね。

俺の顔と社員証を交互に見た後

「先ほどからの失礼な態度・・・お許しください・・・。」

君は俺なんかに向かって頭を下げ続けた。

そんな君に見かねた俺は

「いいよ。別に・・・。もうちょっとで俺。会社やめるから・・・。」

俺は今、言ってしまったことを悔やんだ。

『もしも・・君がこのことを他の人に言ってしまったら・・・。』


でも俺の不安はすぐに消えた。

君にはホントのことを言わないといけない気がしたから・・・。


すると君は怒ったように口を開いた。

「なんでそんな嘘がつけるんですか!!次世代の社長さんが!!・・・」

俺は首を横に振った。

君は訳が分からないとでもいいたげだ。

「さっき俺ね・・・社長向いてないって言われちゃった・・・。」

君の目から涙がこぼれた・・・。

「まさかそれで屋上に!?」


藍は俺なんかとこれ以上関わっちゃいけない。

「まぁね・・・。じゃあ俺はこれで・・・。」

俺は屋上から出て行こうとした。

すると後ろから声が聞こえた。

「あっ・・・あの・・・!!」

その声に対して俺は

「御影会社を頼んだよ。」

そういって俺は屋上を出た。

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