Drei Drachen


「着いたー!!」


一―Dの教室の前、私はそう言って両手を天に向けた。


流されつつも、無事ちゃんと教室に来れたことに我ながら感動。


來礼に道を教えてもらっておいて本当によかった。


もし道を知らなかったら、入学初日から学校内で迷子、なんていう恥ずかしい状況に陥っていたに違いない。


あ、そうだ。


席を確認しなきゃ。


確か前側のドアに貼ってあったような。


……うわあ、先客がいらっしゃいましたよ。


開かれたドアの周りにはカラフルな頭が一、二、三。


たった三人なのにこの威圧感は何なんだろう。


私は思わず後ずさりする。


でも、これからこんな人達が沢山いる中で生活するんだから、慣れないと。


「はぁ……」


自分の未来を案じて、私は溜め息をついた。


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