嘘婚―ウソコン―
日曜日がどうかしたのだろうか?

首を傾げる千広に、小田切は微笑んで、
「そのネックレスね、周くんのデザインなの」
と、言った。

「えっ?」

千広はネックレスを見つめた。

「周さんのデザイン何ですか?」

そう聞き返した千広に、
「今月の終わりに販売するの」

小田切は答えた。

「へぇー…」

信じられなくて、千広は答えた。

今月の終わりに販売する商品を、先に自分に送ってくれるとは…。

右腕ならでは、ってヤツだろうか?

「“大切な人へのクリスマスプレゼント”」

「えっ?」

そう言った小田切に、千広は首を傾げた。

小田切は微笑んで、
「周くんが言ってたの。

ネックレスにタイトルをつけるなら、これだって」
と、言った。
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