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* * * 


「じゃ、部活行くねー!!」

「頑張ってね、琴。」

「もっちろん。姫乃も帰り、気を付けてねー。」

「うんっ。」


部活に向かう琴を笑顔で見送るのはもはや姫乃にとっても日課だ。
見送ってから自分のカバンに予習を必要とする教科の教科書とノートを詰め込む。


姫乃のクラスは運動部に所属している生徒が多いため、帰りのHRが終わると一目散に部活に向かうのが多数派だ。


いつの間にか、教室には姫乃とごく少数の女子だけになっていた。












「織原さん、ちょっといい?」

「え?」


ちょっときつく睨まれ、周りを囲まれる。
こういう状況は漫画で読んだことがあるくらいだったので、実際我が身に降りかかるとは思っていなかった。
…こ…怖い…。咄嗟に思ったのはそれだけだった。



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