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「そ…その通りだし。七夕の日には私、用事があるから…。」

「そうなの?」


…そんな残念そうな顔で見つめないでほしい。
涙…出そう、だから。


限界だと思った3秒後には教室を飛び出していた。


「あっ!!ちょっと姫乃!!」

「待って。」


追い掛けようとする琴を制したのは晴彦だ。


「星川?」

「俺が行くから。」

「星川くん?」

「…織原さんが来るのと来ないのとじゃ、『大違い』だよ。」






たったそれだけを言い残して、晴彦は姫乃の背中を追い掛けた。







「きゃっ…!!」

「やっぱり泣いてる。」


晴彦は姫乃の腕を掴んだまま、屋上へと進んだ。



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