7 STARS
びゅうっと風が強く吹く。
今日は気温も高いこともあって、まるでドライヤーみたいだ。


「あの…星川くん…。」

「ん?」

「手…手っ…。」

「手がどうかした?」

「あの…そろそろ…。」

「『離して』?」


コクコクと頷く姫乃。
もう余裕なんてものは腕を掴まれた時からなくなっていた。


「顔真っ赤だよ、織原さん。」

「な…慣れてないの…。」

「正直だね。」

「……。」


自分が泣いていたということを思い出して、思わず顔が俯いた。
…泣き顔なんて見られていいものじゃない。
そもそも腫れぼったい目をしてるっていうのに。


「泣き顔見られたくないなら見ないから。
だから…ここにいなよ。落ち着くまで。
俺もここにいるからさ。」


腕を握っていたはずの手がいつの間にか姫乃の手を握っていた。
…この優しさ、温もり…。
すごく、似てる。
直感的にそう思った。




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