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でも、そんなはずない。
ハルくんならすぐに言うはずだし、こうして戻ってくるはずもない。


ハルくんに会えるのは、会おうと約束したのは
『7月7日 七夕』なのだから。


「…ごめんなさい。」

「なにが?」

「せっかく星川くんが楽しくお喋りしてたのに…私が泣いたから…。」

「楽しいお喋りなんかじゃなかったよ。」

「え?」

「むしろ退屈。
俺が聞きたいのは織原さんの話だもん。」

「え?」

「あの短冊。」

「短冊?」

「『誰と一緒に』見たいの?」

「……。」

「もしかして、好きなやつ?」

「っ…!!」

「その顔、図星だね。」


そう言って微笑んだ晴彦に胸が一度だけドキンと高鳴った。



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