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「諦めてたよ。日本に戻って来ても、ヒメには会えないだろうって。
きっとヒメには彼氏が出来てて、俺との約束なんて覚えてないんだろうって…思ってた。
でも同じ町に親に無理言って戻ってきたのは…やっぱり忘れられなかったからなんだ。
ヒメとの約束も、ヒメの笑顔も。
もう一度会いたい、ただそれだけだった。」

「そんなの…私も同じ…。」

「え?」


晴彦が姫乃をゆっくりと腕から解放した。
そしてその目を見つめる。


「忘れられないよ…っ…。ハルくんとの約束、忘れるわけないよっ…。
だってハルくんは…。」


そこで言葉に詰まる。
…だってハルくんは…















「私の初恋の人…だもん。」



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