その手で撫でて


”―い、藍っ!”



ママの声が遠くから聞こえて



現実にひきもどされた




「こんにちは。君が藍チャンだね。美紀さんから君の話しをよく聞いてるよ。突然ごめんね。よろしく」




すごく、すごく優しく微笑んだあなたゎ



とても、とても大きな手を


私に差し伸べた
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