その手で撫でて

気が付けばもぅ手遅れだった
俺の腕のなかには

藍ちゃんがいた。


何の抵抗もせず、ただ、必死に俺の服にしがみ付いていた


愛しい━…


藍ちゃんの顔をみると
まだ潤んだ瞳で何かいいたそうに
こちらを見つめていた



ゴメン。美紀
もぅ限界です。
俺の理性はいつの時か
いや、もうだいぶ前に限界を越えていたかもしれない



藍ちゃん、近くでみればみるほど、可愛いんだな。
もっと近く、近く…



藍ちゃんが何か言おうとしたが
俺がそれをふさぎ込んだ。



唇の温度が上がった。