FANTASY KNIGHT
それから千年が経った。
何者かの手により、女神の封印が解けた。

鍵である紋章もないのだが、強力な魔法により目を覚ましてしまったのだ。
また王国に危機が訪れようとしていた…。


紋章は輝いた。
聖なる十字架を受け持つ八人の若き戦士達が女神の塔を目指した。
それは、かつて女神と戦った戦士の子孫であった。

長い旅が続き、長い戦いが続き…。
そして、女神は消え去った。


再び光を取り戻した王国だったが、その事は誰にも知られなかった。
戦士達は静かに自分の居るべき場所へ帰った。
自分は英雄にならなくてもいいと言葉を残し、女神の塔から姿を消した。





新たな伝説がひっそりと生まれてから五年後。

そこから物語は始まる。




< 2 / 6 >

この作品をシェア

pagetop