群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜
六月最初の日曜日。


梅雨に入ってからジメジメした日が続いてたけど


今日は珍しく朝から青空が見えた。

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「お邪魔しま〜す♪」


「大ちゃん、会いたかったよ!」

「昔と変わってないね!」

「え〜、昔よりカッコ可愛いよ♪」


家に入ったと同時に、
玄関で待っていたママたちに早速捕まってる……



「……ママ、ここじゃ何だから、上がってもらってもらったら?」


「あら、本当!ごめんなさいね〜」

「いえいえ♪」


相変わらずにこやかな大ちゃん。


「大ちゃん!早く早く〜♪」


『チョー』がつくほどご機嫌な妹、未来が

大ちゃんの腕を引っ張り、リビングへ連れていった。

……私が野球を見に行かなくなってから、

「出掛けないの?」
「いつ、大ちゃん、連れてきてくれるの?」
「ねぇ、別れたの?」


…以前より未来に絡まれていた。



今日、未来の態度を見て


本当に大ちゃんに会いたかったのがわかった。

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