群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜
ゆっくりした足取りで、ハルくんは私たちの元へやって来た。


「ハル〜、おはよ!」


大ちゃんがハルくんにブンブン手を振る。



「……はよ。

…相変わらず朝からテンション高いな、大介……」



明るい大ちゃんに、少々飽きれ気味のハルくん。



けど、そんな顔も……

カッコイイ//



ボーッとしてた私。

その時、大ちゃんと話してたハルくんがこっちを見た!


ひゃ〜〜!!


バッと下を向いて慌てておじきをする。



ハルくんも、ちょっと頭を下げて、


「初めまして……」


そう言った──…。



「……ハジメマシテ…」



私は顔をゆっくり上げた。


…そんな私を、なぜかジッと見てるハルくん。



ん?


「……なんか付いてる?」

思わず聞いてしまった!



「……えっ?──いやっ、違くて…// …何でもないよ」



何故か私から目を反らした。



……実は私、どこか変?


もしや、服装??


……言われてみれば、デートの割には色気がない格好かもしれない…。


でも私は、カジュアルな格好が大好きなんだ。



最近は…先生に合わせないといけなくて、慣れないヒールにスカート姿だから。

ハルくんには、普段通りの私を見て欲しい、そう思って選んだ服なのに…。


……クスン。泣けてきた…



「じゃ、行こっか〜♪」

大ちゃんが歩き出した。



ハルくんと並んで大ちゃんの後ろを歩く。



一緒に歩いてる…。


嬉しいよぉ〜!!



横目でチラッと見ると、ハルくんと目が合った!



「─あの……歳、いくつ?俺らと一緒?」



ハルくんから話しかけてくれたの!



「ぁわっ、わたしはっ!」


…声が裏返っちゃった!


ひーん!泣きたい!!



「……─ククッ、おもしろいんだね、君って」



……そんな私を見てハルくんは笑った!


昔の笑顔と変わらないキラキラした笑顔。私のハートが再び奪われた瞬間だった──…。
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