群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜
……結局、なかなか寝つけなかった私は、朝方になってやっとウトウトして、それからぐっすり寝てしまった。





──なんかいい匂いがする

…そういえば、お腹も空いたなぁ……



日の光が眩しくて、布団を手探りで探しながら、手を伸ばす…






「おいっ!」



声と共に、ペシッと音がして、なぜかオデコが痛い…




「……イタイ…」


私はオデコをさすり、目をゆっくり開けた。




「いつまで寝てんだ?」


目の前にはなぜか…瀬南くん。



「ん、あ……?」


"なんでここに…"って言いたかったけど、



「──…よしっ、腫れは引いたな。」



ニカッと笑う瀬南くんは、……なぜか私の両頬を両手で引っ張ってて、



「イヒャイ……」




ホッペが伸びちゃう……

口が余計デカくなる…



すると、後ろから

「瀬南っ!みおちゃんで遊ばないっ!!」



ペシッと瀬南くんの頭を叩いて、


「みおちゃん、着替えるんだから出てった出てった!」

眞子さんが瀬南くんの服を引っ張って連れていった……。




強い、強いよ…眞子さん。




まだ頭はボーッとしてたけど、おかげで完全に目は覚めた。




──バッグから鏡を出し、顔を見る。


…ホントだ。冷やしてたおかげで瞼は腫れてないし、顔もそんなにむくんでない…。


あれ?


ふと、枕元を見ると紙袋が置いてあるのに気付いた。

これって…


「あ、そこに着替え置いたから。」



やっぱり瀬南くんだ。


「ありがと…」


ドア越しに声をかけ、それに着替えた。



先生が選ぶものとは違い、動きやすそうないパーカーと、…ジーンズのミニスカート…。



……なんでミニ?

ミニなんてはくの…何年ぶり?


スースーして落ち着かないんですけど……




それから、洗面所を借り、顔を洗い、軽く化粧をする。


それから…鏡の中の自分を見る。


──…大丈夫。
もう、大丈夫だよね…。
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