群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜
「なんだ、それ。」



俺は笑いながら椅子に座る。




物を置くのが嫌いな俺は、

部屋には必要最低限のものしかなかった。



デスク

ノートパソコン

三人掛けのソファー

コンポ

ベッド



それくらい。




色は全て黒で統一されている。




「まぁ、

物が少ないから、散らかりようがないしね。


あ、もしかして

俺の部屋、汚いと思ってた?」




ちょっと意地悪な質問をする。



「ち、違うよ!


一般的に男のコの部屋って、散らかってるのかなぁって…。


あっ!これは私の勝手な思い込みであって……」




彼女は両手をブンブン振り、めいっぱい否定する。


その姿がおかしくて、また笑ってしまった。





ドアをノックする音がして



吉田さんが温かいお茶を入れてきてくれた。




「本当は紅茶にしようかと思ったんですけど、ほうじ茶にしました。カフェイン少なめです♪夜ですし」



では、ごゆっくり〜と



吉田さんは、部屋を出ていった。




…ニヤニヤと俺の顔を見ながら…



……ったく!

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