群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜
俺たちの学校は


県下一の進学高校で



共学。




二年になると、理系・文系にクラスが分かれ



三年になると、もっと細かくクラス分けされる。


俺のいるクラスは


理系の特進クラス。


主に医大、歯科大を目指しているクラスだ。



女子はほとんど理系にはいなくて



俺のクラスには一人もいなかった。



俺は、女子特有のキャピキャピ感が苦手だから


居なくて楽でよかった。



そんな俺に大介は、



「クラス内が華やかじゃな〜い!!」



と、頬を膨らましていた。



大介は

父親が歯科医で、大介も歯科大を目指している。



「ハルと同じクラスじゃなきゃ、高校生活つまんないっ!」



と、俺目当て?で、このクラスに入ってきたところがあって、


少し心配したけど、


しっかり目標を持って前に進んでいる。



こんな『ハルゥ〜♪』な感じだけど



成績はいいし、人付き合いも上手い。




俺からしてみると


ホント羨ましい性格だった。

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