家族内恋愛
「何かいいことでもあったか?」

『えっ??』

「俺を誰だと思ってるんだよ。美音のことなら何でもお見通しなんだよ」

『…秘密』

「はっ??」

『ひみつ~!!』

「おい、こら待て!!」

『はっ、はっはー』

「俺から逃げるなんて100年早いな(笑)」

『何それ(笑)』

「それより何があったんだよ」

『…何もないよ』

「はっ??!」

『何もないから』

俺には言えないってことか?

今まで俺に嘘ついたことなかったのに…

「なんだよそれ。もういいよ」

『えっちょっ和真!!…』
美音の声は聞こえたが俺は振り返らなかった

美音が俺に嘘…

なぜか美音と積み重ねてきた距離がものすごく離れたように思えた

美音にももういいとか幼稚くせぇこと言っちまったし…

「何してんだ俺は」
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