拝啓、先輩好きです。
1章
☆動揺かな?☆ 亜羅汰side

「え?」
私の目の前にいたのは高校で服装がかっこいいと噂の天野先輩。
顔は…私はタイプなんじゃない?
みんなは微妙っていってるけど…。
「先輩じないですか!!!!」
「よう☆」
私は取り合えず動揺のしまくりで頭が可笑しくなるかと思うくらい声が裏返った。
そんな私をみて笑っている先輩。
「なんで先輩がいるんですか!!!」
私が会う約束をしたのは悠で…。
「俺、天野悠斗。」
うん…なるほど…。
ってなるかい!
「彼女さんいますよね?」
「うん。彼女にばれたら殺される♪」
いやいや…そんな能天気な…。
「つか俺、ここばりばり地元だぞ?しかもお前小学校の後輩だしな☆」
すいません。
まったく覚えないんですけど…。
「んで、お前だってわかってて申請した♪」
そういいながら私の方に近づいてきた。
「とりあえず、ここら辺知り合い多いから他の場所移動しない?」
確かにここら辺は私も知った人が多い。
だから、警察が来る危険はかなり高い。
「いこうぜ☆」
私は大人しく先輩の後ろを歩いた。

数分後。
私は小学校の頃の親友の家の前の公園にやってきた。
親友はすでに他の地区に引っ越していて、そこにはいないことを知っていたのでそこを指名したのだ。
「てか、メールでタメ口使ってすいませんでした!2つも上の方にタメ口なんて…。」
もともと聞いていたのは1つ上の先輩。
しかし学年は3年生。
ということは2つ上。
なおさらタメ口なんてだめじゃん!!

「いや…俺実は4つ上だに☆」

「そうなんですか…はぁーーー?」
私は自分の聴力が落ちたかと思い本気で耳鼻科に行こうか悩んでしまった。
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