トリップ少女

ゴボゴボゴボ


無数の大小の泡が七色に光る



ここは海底





「あー苦しい!!っていうわけじゃないんだけど、なんか変な感じ!!」



若菜は水の中にいても会話ができることになれないらしい



「変って、何が?」



同時に到着したミランは何がおかしいのかわからないとばかりに不審な顔を向けた



「だって!水中で会話してるのよ私!口を開けても水は入ってこないし苦しくないし!」




ばかねぇ…といわんばかりにミランはため息をついた



「あなた、ここは物語の中なのよ」




「そうだけど…」


分かってはいるけれど、でも、と口を開こうとしたときにミランは続きを言った




「作者の空想のままの自由な世界よ。人間に都合よく設定されて当然だわ」



このようにきっぱり言われてしまうと、若菜はなんだかさみしい気がしてしまった
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