トリップ少女
「さぁ、地上に出る前に最終確認だけど、持ち物は大丈夫ね?」



「はい!お姉さま!」




カレンは見たこともないくらい溌剌とした笑顔で待っている


うきうきしているのがこっちまで伝わってくるほどだった



「可愛いなぁ…」




「若菜!ぼけっとしないで!あなたこそ忘れ物はないの?」




「忘れ物…?」




「ああもういいわ」



ミランは聞くだけ無駄だったといいたそうに若菜を遮った



「カレン、記憶喪失は気にしないでいいわ。カレンが大丈夫ならもう行けるけれど、いいかしら?」





「はい、お姉さま」



三人はアイコンタクトをしてお互いうなずきあった


ミランが先導を切る

「じゃあ、いざ!海の上へ!」



「「しゅっぱーつ!」」




美しい少女人魚は初めて外界へ出る

海の上をめざしてただひたすら







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