月夜の太陽
「そんな呼び方しないで…お願い……。私は家柄も身分も関係なくエレナと友達でいたいしッリリアさんとフィズさんともッッいい関係でいたいのッッ」

「だけど……」

「ワガママを言っているのは分かってる。でも、初めて純粋にできた友達がエレナなの…そんな友達を失いたくないッッ」



私の泣いている顔を見てエレナはどうすればいいのか戸惑っている。


私がこんな事を言ってしまったら、身分を知られてしまった以上命令になってしまうのだろうか…。


もしそうならこれ以上この話はできない…悲しいけれど……。



「私はルナってこれからも呼ばせてもらおうかね」

「リリアさん……」

「前も言ったけど、本当の娘の様に思ってるんだよ。知り合ったときのルナも今のルナも何も変わっちゃいないよ」

「あり、がとうございますッッ」



リリアさんはそう言ってくれたが、エレナが何かを言ってくれることはなかった。


少し重たい空気のまま私はソルと手を繋ぎ、城の中へと引き返した。





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