月夜の太陽
私の気分とは対照的にラキはとても楽しそうに準備をしている。


ラキは私とリオの教育係。


私たちにとっては第二の母の様な存在。


私たちの事でも、いつも自分の事の様に感じ、本当の子供の様に接してくれる。



「ねぇ、リオは?」

「リオ様はとっくにご準備が終わり、サハルドと一緒にシエル様たちの元へ向かわれましたよ」

「そうなんだ」

「はい、出来ましたよ」

「ありがとう。やっぱり私の好みを一番理解してくれてるのはラキだね」

「その様におっしゃって頂けて嬉しいです。さて、ルナ様もお急ぎ下さいませ」






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