月夜の太陽
協会は町からほんの少し離れた静かな場所にある。


協会に行くとたくさんの人たちですでに賑わっていた。


それに、綺麗な薔薇がたくさん咲いている。



『ここの協会はローズ様をイメージして改装したんだと』

「お母様はみんなから愛されているのね」

『お前も愛されてるよ』

「ありがとう」



改めてお母様の存在が民にとって、どれだけ大切な存在なのかを実感した。


私もみんなに必要とされるような存在になりたいな。



「ルナ!サハルド!こっちだよッッ!!」

「リリアさんッッッ!!」

「今日は良く来てくれたね。エレナが控室で緊張しているだろうから、会って来てくれないかい?サハルドはフィズを頼むよ」

「うんッッ」



私は笑顔で頷き、急いでエレナの元へ向かった。





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