青春の蒼いカケラ
第六章_心筋梗塞編
 結婚後順調だった。でも、急に魔が襲ってきた。
「ノリちゃん、胸が苦しんだよ」
「どうしたのかしら・・・」
「明日病院へ行って見るよ」
「そうね、早いほうが良いね」
 苦しかったのは、夕方の頃だった。
 翌日クリニックへ行った。結局、ニトロの薬を出されて、終わってしまった。
 それから3日目。胸の苦しさも我慢できずに。夜中に起きた。
「ノリちゃん、胸が苦しいよ」
「どんな具合」
「もう、我慢出来ないんだ。
「救急車呼ぶね」
 ノリちゃんが、救急車呼んでる間に、冷や汗が頻りに出る。十分後、救急隊員が来た。
「歩けますか」
 救急隊員に僕が言った。
「歩けます」
 マンションの一階に止めてある、救急車に乗った。
「一応ベットに横になって下さい」
「はい」
「今病院を探しますので」
「はい」
 言葉も弱弱しかった。K病院に行くことになった。
 救急車の中で心電図を測った何も反のう、しなぃ、との事だった。
  僕は苦しいだけで。意識は有った。ビポピホと鳴っている、サイレンが妙に、心強良かった。



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