A&K
出会い

メール

2010年12月23日。
岡山駅前でクリスマスツリーの点灯式

この日私は彼氏と点灯式を見ていた

あっやばい。トイレ。
「飛翔。ちょっとトイレ行ってくるからこれお願い」

「おぉ。気を付けていけよ」

「うん。」

クリスマスには私より1つ上の彼氏飛翔がいた。

はぁスッキリ
あれ?私指輪がない!どっかでおとしたかな?
誕生日にもらった指輪をいつもつけていた。
私は来た道を探しながら帰って行った

エスカレーターに人がいたので聞いてみた

「あのぉ。ここらへんで指輪を見ませんでしたか?」

「今それどころじゃないんで」

「あっすみません」

私はおかしな人、優しさもなんのかけらもない人だと思い
首をかしげながら飛翔のとこへ行った

「おかえり。お前指輪落としていっただろ?」

「あっここに落ちてたの?ありがと。」

「やっぱサイズでかかったな」

「うん。でもうれしいからずっとしとく!」

「おぅ。ありがとな」

クリスマスも終わり
入学式も終わり
みんなが学校に慣れた6月

私はあるサイトでメル友を募集してたら
ある男の人からメッセージがきた。名前は幸喜。26歳
私の11歳上だったけど絡んでみた。

私はその人と直メをはじめ写メと携帯番号も交換した
幸喜って人どっかでみたことあるぞと思ったその時

『なぁなぁ去年のクリスマスの時いなかった?』
と聞かれた

『いたよ?』

『やっぱり。俺に指輪落としてないか聞いてきたやつだな』

思い出した。あの時のおかしな人だと思った

メールを初めて次の日の夜電話をした。

電話していくうちに
話してるのが楽しくて
彼氏のことなんか忘れるくらい楽しかった
そう私は幸喜のことが好きになっていた。

電話は夜中まで続いた。
幸喜がいきなり
「俺と付き合って」と言われてびっくりした
でも私には彼氏がいると話たとき
「俺と彼氏といるときどっちが楽しい?」
ときかれた私は正直に幸喜と答えた

5月14日私と幸喜の記念日
そして彼氏の飛翔と別れた日
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