シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
田村さんはとても素敵な人だわ。私になんて勿体無いくらい。
以前参加した営業部の打ち上げで初めて彼と話した。
『芹沢さんってさ、付き合ってる彼とか、いるの?』
楽しい会話で私の閉鎖的な心を、たまたま向かいに座った彼が開き始めた時、突如訊かれた。
『えっ』
『…いないんだったら、俺、立候補してもいいかな?
実は、ずっと君の事、気になってたんだ』
…え…。
営業部の田村さん。
女性社員の中ではひそかに人気の高い人物で、営業成績は上々、人当たりも良くてルックスもいい。
そんな彼の突然の申し入れに私はただ、驚いた。
それは専務の婚約の話を聞いた翌日の事だった。
以前参加した営業部の打ち上げで初めて彼と話した。
『芹沢さんってさ、付き合ってる彼とか、いるの?』
楽しい会話で私の閉鎖的な心を、たまたま向かいに座った彼が開き始めた時、突如訊かれた。
『えっ』
『…いないんだったら、俺、立候補してもいいかな?
実は、ずっと君の事、気になってたんだ』
…え…。
営業部の田村さん。
女性社員の中ではひそかに人気の高い人物で、営業成績は上々、人当たりも良くてルックスもいい。
そんな彼の突然の申し入れに私はただ、驚いた。
それは専務の婚約の話を聞いた翌日の事だった。