シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
え…。分かってた…?

「あの、たむらさ…」

「いいよ、行きなよ。
君を困らせるのは今日が最後。
俺、大丈夫だから」




……私…、最低だ。

ホテルの廊下を歩きながら自分の浅はかな行動に嫌気が差す。

溢れる涙を拭う事もせずに俯いて自分の足元だけを見てただ、歩く。

ドンッ!!

「…きゃ…」

「…うわ…」

誰かとぶつかり驚いてパッと顔を上げた。

そこにいたのは…。


< 21 / 122 >

この作品をシェア

pagetop