シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
エレベーターに乗りながら、ふと我に返る。

…俺、一体どうするつもりだ?

二人を追いかけて…彼女を奪うのか?

…あり得ない。

少し、冷静にならないと。

そう思ううちにエレベーターは七階で止まり、ドアが開いた。

とろとろと、取り敢えず歩き出す。

ぼんやりとしていると、何かが正面からぶつかり、驚いて息をのむ。

「…うわ…!」

「…きゃ」

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