子供の国
―後日。


ジリリリリ・・・

突然目覚まし時計が鳴った。

「んん・・・」

八平は、眠そうに目を擦って時計を見た。

「・・・え」

いつも起きるのは7時。
今日(今)起きたのは7時40分だった。
一度目を疑ったがこれは現実。
急いで階段を降りた。

「母ちゃん!何でいつもの時間に起こして・・・」

リビングに朝いつもいるはずの母親の姿はなかった。

「か・・・母ちゃん?」

キッチン、お風呂、両親の寝室、トイレ・・・。
家中を探したが、人の気配すらなかった。

「父ちゃん・・・そぉだ!電話!」

急いでリビングに戻り、受話器を持った。

「090の・・・」

10コールほどで母親の携帯に繋がった。

「あっ母さん今・・・」
「只今近くに・・・」

繋がったものの母親は電話にでなかった。

「なんだよ・・・。」

ちょっと強目に受話器を戻した。

「チッ」

自分の部屋に戻り、ベッドに座った。

「あっ!」

目覚まし時計が目に入り、急いで着替えを始めた。

「うっわ!8時!」
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