(長編)初めての恋~永遠に~
昼休み、手を洗っていると、麗を見つけた透が声をかけてきた。


「麗、昨日はごめんな…帰り話したいから…」


やっぱりからかわれたんだな…と思った。


「私、話ないし…昨日のは冗談だってわかってるからいいよ~」


「冗談?冗談じゃないよ!俺本気だから~」


「……」


言葉が出なかった。


どうしよう、ドキドキが止まらないよ~透は幼なじみだし…何意識してるの私


「じゃあ帰り…」


そう言って透は教室に戻って行った。
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