(長編)初めての恋~永遠に~
約束の時間に透の家の前に行くと、透が微笑みながら


「大丈夫?歩けるか…?」


と聞いてきた。


照れながら、コクリとうなづく。


「麗に渡したいものがあるんだ~寒いから図書館でも行くか~」


透の家でも良かったのだが、あえて透は違う場所を選んだ。


昨日の必死だった麗を思うと、今日またその恐怖心を思い出させるのが可哀想だった。


二人仲良く、手をつなぎながら歩く道。


長い図書館への道も、二人でいたらあっという間だった。
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