無口でクールな転校生。
消し終わると、笹本さんは鞄の中に教科書を入れ始めた。
もしかして、自分のことを後回しにして手伝ってくれたのか…?
「ありがとな、笹本さん」
お礼を言うと、笹本さんの動いていた手が一瞬止まった。
「別に。」
いつもながら俺を見ずに返事を返し、再び鞄に教科書を入れ始めた。
「なぁ、なんで笹本さんはこっちに引っ越してきたの?前の学校、公立だったんだろ?」
勇気を出して話し掛けてみた。
「…別に」
予想通りの返事だったけど、黒板消すのを手伝ってくれたのが嬉しくて、そんな冷たい返事でもついにやけてしまう。
もしかして、自分のことを後回しにして手伝ってくれたのか…?
「ありがとな、笹本さん」
お礼を言うと、笹本さんの動いていた手が一瞬止まった。
「別に。」
いつもながら俺を見ずに返事を返し、再び鞄に教科書を入れ始めた。
「なぁ、なんで笹本さんはこっちに引っ越してきたの?前の学校、公立だったんだろ?」
勇気を出して話し掛けてみた。
「…別に」
予想通りの返事だったけど、黒板消すのを手伝ってくれたのが嬉しくて、そんな冷たい返事でもついにやけてしまう。