無口でクールな転校生。
「そうだよ。早く入れよ」



俺はまだボーッと突っ立っている夏希を家の中へ促し、そのまま部屋へ通した。



親は共働きで家にはいない。



帰ってくるのはいつも、夜中だから。



弟がいるけど、今は部活でいない。



これって…もしかして夏希と2人きり?



やば…こんな可愛い子と2人きりなんて、正直理性持たないや…。



「初めての卓斗の部屋〜♪」



夏希はそんなことを言いながら、俺の部屋を歩き回る。

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