危ない家庭教師〜美男兄弟の誘惑〜
「当たり前でしょ?」


「また襲われてもいいのかよ? あ、襲ってほしいのか? それならそうと……」


そう言いながら、涼君が再び私に伸し掛かってきたけど、それを私はドンと手で押し返した。


「バカ言わないでよ。さっきは油断したけど、もうあんな事はさせないんだから!」


私はベッドから下りて立ち上がると、乱れた服を直した。


「何でそんなに頑張るんだよ?」


「………」


私が黙っていると、


「目的は兄貴か?」


と、思いも寄らない事を涼君は言った。


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