ice rain ~冷めた恋~



「どうする?」

「どうするって‥‥」



そりゃー決まってる



「会いに行くよ」


俺がそう答えると学は俺の胸ぐらを掴んだ


「中途半端な気持ちで、会いに行くなよ」

「‥‥」

「愛美ちゃんが今まで、どんな気持ちでいたか分んのか!?」

「‥‥」


何も言えなくなった

分からなかったよ、愛美の気持ちが


黙っていると学は手を離して
デスクから紙を取り出した


それは多分、あの時の
愛美の居場所が書いてある紙だ


「この紙を受け取ったら、お前は父親だ」

「分かってる」

「愛美ちゃんが断る可能性もある」

「うん」






「行ってこいよ‥‥」



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