記憶の中で… 2


一人前になったら戻って来る、て書いてあって、それなら私もナツキが帰るまでに、ちゃんと一人前になっておこうと思った。

だから、今度ナツキと会う事ができたら…その時は許して?お願い。

病院にいた時、ナツキがいなくなった事を知って、お母さんを恨んでたけど、もう何とも思ってないから。

だってお母さんは、親として当たり前の事をしただけなんだもん。

今日の事は私の最後の我が儘だから。一杯反省したから何も言わないで?…じゃあ、もう寝るよ。おやすみなさい…。」




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