純粋に愛してる




「お前が俺のこと、どう思おうが興味はねぇよ。あの親友のことも」



な…に言ってんの


「俺の存在がお前の迷惑なんだろ?
だったら1つ言わせろ」


瞬きをするのも忘れそうで


あまりにも


あたしの嫌いなコイツが




悲しそうな顔をするから……





「俺のことで悩むな。寝れなくなるくらいなら俺の悪いとこ親友に全部ぶちまけろ。それくらい、お前ならできるだろ?」



今度は優しく笑って
あたしの腕を放した。



頭をポンとされ
あたしの目の前からスッといなくなった。


あたしが望んでたことなのに


アイツが嫌いでどうしようもなかったのに



どうしよ……







胸が締め付けられるくらい
悲しいよ……






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