年下彼氏くん


「悠…?」

「ん?」

「ありがと…。かっこよかったっ!」


はああぁぁああ…。


んな可愛いこと言われて?


柚さんに文句とか言えるわけねぇし…。


次またこんなことがあれば、また俺が柚さんを守ればいい。


それだけのことなんだ。


柚さんの手をとり、神社の1番奥へ向かった。


すると突然聞こえた鐘の音。


は?何?!


「悠、これって多分…」

「まさかのあけましておめでとう系?」


時計を見ると、12時ピッタリ…。


タコ焼き片手に迎えた新年。


「今年もよろしくね?」

「ん…」


改めて向かった1番奥。


奮発して500玉を入れた。


手を合わせて目を閉じる…。


「ねねっ!なんてお願いしたの?」

「言ったら叶わなくなんぞ?」

「むぅぅぅ〜…ケチ…」


そうゆうとこが可愛いんだって。


『ずっと一緒に…』


なんて願ったことは、まだ言ってやんねぇ。


今年もいっちょ頑張りますか!!








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