年下彼氏くん
「で?結局なーんにもしてないわけね〜…?」
「……うん…。」
そう。
あたしあれから考えてる内に、ケータイ持ったまま寝ちゃった…。
ホント、何してたんだって話。
「好きなんでしょ?」
「……………好き…。…引いた?」
「なんで?!」
「だって…。一目惚れに近いし…、別れてからそんなにたってないし…。それに…」
「柚乃がそんなになってんの、あたし初めて見るけど…?」
「へ…?」
「いかにも、恋する乙女〜!って感じじゃない。今の柚乃、超可愛い。」
「莉華〜…」
莉華が親友で良かったよ。
「あたし頑張る!!」
「それでこそ柚乃〜!!」
あたし頑張るね。
絶対振り向いてもらうんだ!
「柚乃ちゃ〜ん、今日飲みにでも………柚乃ちゃんどうしたの?」
「真鍋さん、今はそっとしといてあげてくださ〜い。」
「じゃあ莉華ちゃん、飲みに「行きません。」
「ははっ…ですよね〜…。」
今のあたしにふたりの声なんて聞こえない。
こうなったら突っ走るのみなんだから!!