年下彼氏くん
皆には悪いけど…早く帰りたい。
「おい、悠斗!のむぞ!」
「や、俺いいっすわ」
「んだよ、ハタチ過ぎてんだからいいだろーが」
「まだだっつーの…タッチー先輩酔いすぎ…」
べろべろに酔っ払ったタッチーくんに連れられていかれた悠。
またひとりだしぃ…。
「あ〜!先輩!」
後ろから聞こえた声に振り向くと優梨。
「優梨!凄いタイミング…」
「…みたいですね?なんか賑やか…」
とりあえず皆から少し離れたカウンターに移動した。
誰も気付いてないし…。
「ねねっ、先輩。先輩の彼氏ってどれですか?」
「えっ?えーと…」
「あ、待って!私が当てます。…あのメガネの子?」
「ちがいまーす。」
それは勝人くんだよ。
何回か外した優梨がほとんど最後に指差した悠。