十字架に愛を



藤堂くんがはっと息を呑む。


「傷ついてなんかないよ。琉は私を傷つけたりしない。…逆だよ。」


泣きそうになりながらそう言う。


例え餌でも、琉のそばにいられるだけで…どんな苦しみも抜けられる。


「だから…離して。」



< 98 / 151 >

この作品をシェア

pagetop