私のSuperstar! 〜Secret Love〜

家族


「ねぇ、花恋?」

瑠花が呼んだので、私は振り返る。

声に出さず、口を一生懸命動かして、
"ネ・ッ・ク・レ・ス"

実際だったら多分、分からないと思う。

でも、瑠花のことだもん。
私は、すぐに分かった。

「優星。ちょっといい?」

私の"ちょっといい?"は、2人になりたいという意味。

「何?いいよ」

優星、顔にやけ過ぎ。
さすがにバレる。

「何だよ〜!!いちゃつきあがって」

周りからは冷やかされ、多分、私は顔が真っ赤であろう。

それを見ている優星は、笑ってるし…

瑠花には、もう少し待っててもらうことにした。



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