私のSuperstar! 〜Secret Love〜
距離
突然、社長の口からは「花恋ちゃん…ごめん」の一言。
私には、全く意味が理解できない。
「何の…ことですか?」
そこに、母が入ってきて、今まで一番恐れていた言葉を発した。
「優星くんとは、別れなさい」
え?
優星も驚いていた。
「ちょっと待ってください。理由は何ですか?」
優星の必死な気持ちは、私と変わらないはず。
「理由?そんなの決まってるでしょ!!あなたがアイドルだからよ!!」
ヒドい…
優星はアイドルである前に、1人の人間。
「お母さん!アイドルが、恋愛しちゃいけないっていうの?」
「えぇ、そうよ」
とにかく、自分の気持ちを理解してもらおうと必死だった。
「私の恋愛は私が決めるから…何を言われても好きな気持ちは変わらないの」
この気持ちだけは、誰にも譲れない。
.