私のSuperstar! 〜Secret Love〜

風間さんは

「10分後に始められる?」

と親切に聞いてくれた。

私は、その10分がピアノの練習の為に削られるのはもったいない気がした。

「いえ、5分で大丈夫です」

私は集中力をフルに使って、5分で曲をこなした。

「じゃあ、始めよう」

その一声で、一斉に始まる。

このピアノの楽譜、なんと手書き。

読みにくいし、雑だから音を間違えそうになった。

「じゃあ、今から30分間は優星のソロ」

優星くんソロあるの!?

優星くんはわたしの耳元で、
「花恋、ありがとう!助かった。お礼しなきゃな?」

きっと、私の顔は真っ赤。

結局、今日は3曲仕上げた。

「お疲れ様でしたー」

すると、1人茶髪の子が水のペットボトルを持ってきてくれた。

「はい、お疲れ様」

「ありがとうございます」

瑠花には分かるんだろうけど、私には誰なのか分からない。

だったら瑠花に、もっと聞いてくるんだった。

今更、後悔…


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