朝が待てなくて
そして――
帰りの車内。
遅くなると道が混むので、早めにビーチを引きあげた。
なんたって朝の5時前から遊んでたんだから、もうじゅうぶん。
泳いだり日焼けしたりで疲れて、みんな即就寝となった。
結局樹は帰るまで、食べ物をいっさい口にしなかった。
ちびちびと水分だけはずっととっていたけれど……。
大丈夫かな?
運転する彼の横顔をちらちら見ていたら、行きと同じことを言われた。
「真琴も寝なよ?」
寝ない! 今度は絶対に寝ないんだからね……!