シュートにかけた恋

潤の闇

ピューピューピュー!!!!!!!
ヤカンの中の水が沸騰して潤は急いでヤカンの火を止めに行った。
マグカップにブレンドコーヒーを入れお湯を注ぐ。
リビング中にコーヒーのいい香りが漂う。
おぼんにマグカップとミルクや砂糖を乗せソファーでくつろいでいる安堂先生の元に向かった。

「みきちゃんお待たせ///。
潤特製ブレンドコーヒーです!そんなこと言ってもただお湯沸かして注いだぐらいなんだけどね。
いつもアメリカからお取り寄せだからおいしいって自信はあるから召し上がれ。フフンッッ。」

潤は笑顔で自慢気にそう言った。安堂先生は、「あら!私なんて高校生になってもお湯沸かせなかったのに!!なんて冗談よ。けどコーヒーを飲もうとは思わなかったかしらねぇ。」

潤はコーヒーしか飲まない安堂先生の姿しか見たことがないので想像がつかず驚いた様子だ。

一口飲んでカップを置き安堂先生から話しをきりだした。
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