騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
「おう!!」
そう言って私と優と美輝は学校を出て紅桜の倉庫に向かって行った。


――――――。


「ところで由良は好きな人おるのか?」
「!!」
(何でいきなりそんなことを聞くの!?)
「私も思ったの!由良はモテるのに誰とも付き合わないから・・・」
(え!優も!!)
「だよね~!で、由良は好きな人いるの?」
「え~・・・」
私は困った
(だって、直也のことの夢で自分は直也のことを好きって言ったから・・・でも、今思えば好きなのかな?って思ってしまう。どっちなんだろう??・・・わからないって言おう!!!)
「由良、ちゃんと答えるのよ!わからないはなしだからね?」
(やっぱり優さんには私の思っていることわかっちゃってる・・・)
「そうだよ?はっきり言えよ~!」
(2回言われなくてもわかるって!!・・・しょうがない、正直に言うか)
「私は気になっている人がいるだけだよ!!」
「「気になっている人??」」
私が答えると2人は声を合わせて聞き返してきた、。
(そんな2人で聞き返さなくても・・・)
「そう、気になっている人」
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