明日のキモチ



ぼんやり公園を眺めて

思い出にひたっていると


あの頃から少し大人びた、変わった貴方がきた


私と同じくらいだった身長も


もう私が見上げなければならない


明るい声も大人びた低い声になった



私を名前で読んでいたのに、名字で呼ぶようになった



いつも近くにいたのに、一つの教室にいても

遠かった





貴方が近づいてくる



このまま世界に二人だけになったら


二人はお互い好きになれるかな


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