恋の一方通行


トイレから出ると遥斗は居なかった

先に行ったのだろう…

気にせず出ていこうとした

でも、トイレを出てすぐの個室の声が聞こえた

「ハヤト君まぢタイプ〜」
「ねぇ…ハヤトぉ?」

違う…よね?見知った名前聞いたからフリーズしちゃった…

でも、次の会話を聞いてしまった
「ハヤトも飲め飲め〜〜」
「カサハラ君どんな子タイプ〜?」
「俺…彼女居るから」

彼女が居て透き通るようなあの声のカサハラハヤト?

笠原隼人……だ

絶対…



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